エトロの歴史とその進化

エトロの歴史とその進化

エトロは、イタリアのブランドですが、その原点はインドのカシミール・ショールによるものでした。

ジーモ・エトロが、すでに19世紀まぼろしとなった、そのカシミール・ショールの魅力に夢中になり、自らカシミール模様を再現すべく奮闘し、現在のペイズリー柄ができたのです。

「etro」のブランドを立ち上げたエトロは、バッグ、ネクタイ、ショール、ポーチ、アクセサリーと幅広い分野を広げていきました。さらには、香水までを発表しました。

エトロは、女性だけでなく男性にも愛用してもらえるよう、トータルウェア分野にも進出し、今では多くの人々の心を魅了しています。ベイズリー柄というと、一見、アジアンチックな模様にも見えかねませんが、エトロはそこにあえてイタリアのセンスを取り入れていきます。

バッグは、しっかりとした牛皮を使ったり、裏地に工夫を施すなど手を抜かないところにエトロのこだわりがあるのです。

また、エトロは、季節や記念日に合わせて限定品を送り出しています。そこで、従来のエトロとは変わった素材やワンポイントアクセサリーなどを使い、さらにエトロの魅力を引き出しているようにも見えます。

エトロは、原点であるショールに魅了された時から、絶えず新しいものへと進化しつづけているのでしょう。